海外旅行では現地の言葉が必要か?

 バンコク行きの経由地として訪れた韓国・釜山は2度目の訪韓だった。もう一昔前の話になるが、初めて訪れた韓国の首都ソウルでは、街に溢れるハングルに圧倒されて右往左往した苦い記憶が残っている。

釜山の街

 当時はインターネットやモバイルが黎明期で、まだ活字媒体が主流だった時代だ。出発前にぱらぱらとガイドブックを立ち読みしたくらいで、ほとんど何の下調べもなくソウルに降り立つというミスを犯した。「ホテルなんてすぐに見つかるさ」と意気揚々としたのも束の間、凍てつく厳冬の夜半のソウルを不安に駆られながらさ迷う羽目に陥った。

 右も左もハングルの街に戸惑いながら英語表記を必死に探し、帰路を急ぐ通行人の親切に助けられ、やっとの思いで限られた予算内の宿を確保。部屋に着くなり安堵のため息をついた思い出が残る。

 翌日からは気分を一新してソウルの街を楽しむことができたのだが、やはりハングルを理解できない不便さや不満が日に日につのった。レストランに入ってもお目当ての料理が注文できない、結局は近くのテーブルで食べている人と同じ物を注文する羽目になるという具合だ。

 今回、韓国・釜山を経由するにあたって、頭をよぎった前回のほろ苦い記憶。時は流れて時代はモバイルを筆頭に格段に便利になったし、街も一変していることだろう。しかし、やっぱり「ハングル」が読めるようになりたい!もっと縦横無尽に韓国の街を楽しみたい!と思いを強くした。

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果たして海外旅行では現地語が必要か?

ハングルのメニュー

パッケージツアーや有名観光地、メインロード中心の旅行なら現地語の必要性はあまり感じることはないかもしれない。

ツーリストエリアでは英語は共通語だし、日本語サービスを売り物にしている場所も多い。スマートフォンのGoogle MapにGPS機能で現在地を表示させれば迷子にもならない。便利な翻訳アプリケーションを使えば、現地の人と交流することだって不可能ではない。

一方、観光エリアを離れれば離れるほど事情は違ってくるだろう。現地語を理解できないことに不便を感じ始め、意思の疎通も困難になってきて不安を感じ始めるだろう。

そんな時こう思うかもしれない「そうだ、現地語を学ぼう!」

現地の言葉で話しかければ素敵な出会いや楽しみも倍増!

釜山の市場

筆者は知らない街をあてもなくぶらぶらと散歩するのが好きだ。興味を引かれれば、どんどんと知らない路地裏にまで引き込まれてしまう。

路地裏にはビジネスとは無関係の人なつっこくて、人情味に溢れた暮らしがある。素朴でありのままの生活だ。そんな暮らしぶりや風景をのんびりと見ながら、想像を膨らませて物思いにふけったり、安くてボリュームたっぷりのB級大衆食堂があればすっと引き寄せられて、常連のふりをして注文してしまう。

そんな時に現地の言葉が話せたらどんなに素晴らしいだろうか。小さな親切や感動に現地語で「ありがとう」と感謝の意を伝えるだけでも小さな心の交流がはじまる気がする。

「こんにちは!タイ」はあえて提案したい。現地の言葉をかじってみよう!現地語で相手の懐に飛び込めば素敵な出会いに巡り会えたり、楽しみが倍増することに疑いはないと思うからだ。筆者も韓国出発前に一念発起。10日間でどれだけ韓国語が覚えられるか挑戦してみた。

(更新日 2014年10月1日)

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