今が熱い!LCCを乗り継いでタイに行こう!

ピーチ・アビエーション-2

LCCが日本の空を熱く盛り上げている。バニラエアやピーチ・アビエーション、ジェットスターを筆頭に、9月1日に就航したタイ・エアアジアXは成田-バンコク、関空-バンコク間を片道9,900円で売り出したことで話題をさらった。新生エアアジア・ジャパンは楽天と手を組み2015年に日本に再上陸することが発表されたばかりだ。

2020年東京オリンピックの開催に向けて日本政府は、年2,000万人の訪日外国人観光客を目標とした観光立国を目指している。LCCの新規就航とすでに一部実施されているビザ緩和化の効果で、タイはもちろんマレーシア、インドネシアなどの東南アジア圏からの観光客が各地で増えているという。2013年には訪日外国人観光客が初めて1,000万人の大台を突破した。

羽田と成田を直結する鉄道網整備計画や羽田、成田両空港の発着枠拡大計画など、今まさに東京の空が新しく動き出している。LCC業界もこの追い風を受けながら、さらなる再編成や充実がはかられそうだ。




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LCC航空券は激安!落とし穴も!?

バニラエア

LCCの航空券はフラッグキャリアのそれに比べて格段に安い。片道だけで購入できるのも大きなメリットだ。定期的に行われる大胆なキャンペーンを利用すれば、驚くほど格安の航空券で国内外の旅行を楽しむことも可能だ。筆者は主たるLCC各社のメルマガに登録して、いち早くキャンペーン情報をキャッチできるようにしている。

一方でLCCは基本的に予約変更や払い戻しができない。つまり、一度購入してしまった航空券は、オープンチケットや正規航空券のようにフレキシブルに旅の予定を変更することができない。受託手荷物や機内食、座席指定も有料のサービスだ。あれもこれもと有料サービスを追加するとあっという間に値段が跳ね上がる。その仕組みを理解していないと決して安い航空券ではなくなってしまうので注意が必要だ。

LCCを乗り継いでタイに行きたい!

ピーチ・アビエーション-3

8月下旬に少し遅い夏休みがとれそうなのでタイ旅行の計画を立てた。今回は時間に余裕のある旅行日程を組めそうだ。できればどこかアジアの街を経由してタイに入りたい。

経由地の条件は3つ。LCCが利用できて行ったことがない場所、そして食べ物、特に麺類が美味しいことだ。

実を言えば以前から気になっている料理がある。韓国の冷菜豚足 「ネンチェチョッパル」、そして「ミルミョン」と呼ばれる小麦粉を材料に使った釜山名物の冷麺だ。どちらもお酢をたっぷりかけて食べたくなる逸品だ。まさに夏の締めくくり、酷暑に疲れた身体にはにはぴったりの料理ではなかろうか。そして辛い物が食べたい!そう、今回のルートは韓国経由でバンコクに決定だ。

ピーチ・アビエーションで成田から大阪経由で釜山、そしてバンコクへ

ピーチウェブサイト

筆者は関東圏在住なので成田-釜山の直行便を探したのだが、残念ながらエアプサンは予算オーバー。

安くチケットが手配できれば成田からソウル・仁川空港に飛び、ソウルー釜山間は韓国新幹線KTXを利用することも予算内だ。KTXにも乗ってみたい。しかし、お目当てである「わくわくバニラ」と銘打つバニラエアのバーゲン価格のチケットが入手できない。運良くキャンペーンにも出くわしたが筆者の旅行日程とは合わない搭乗期間だ。

1週間ほどLCC各社の新たなキャンペーン実施を期待して待ってみたが、空振りに終わった。結局、最終候補であるピーチ・アビエーションで成田-関西国際空港-釜山ルートの航空券を購入。残念なことに購入時の価格は1週間前よりも2割ほどあがってしまっていた。残席が少なくなれば高くなる「空席連動型運賃」の宿命だ。

関西国際空港を拠点ハブ空港としているピーチ・アビエーションの起点は大阪だ。当日は早朝に成田から関西国際空港に移動し、そして国際線の関空-釜山線を利用することになる。韓国-バンコク間は、成田-バンコク線より一足先に就航したタイ・エアアジアXのソウル/仁川-タイ/ドンムアンを予約した。釜山からソウルまではKTXで移動する予定だ。

LCCチケットの買い時はいつ?

ピーチ・アビエーション

果たしてLCCのチケットはいつが買い時なのだろうか?今回はキャンペーンを意識して購入を躊躇している間に、2割ほど高くなってしまった。なぜならLCC各社は「空席連動型運賃」と呼ばれる価格変動型の販売システムを採用しているからだ。予測残席数が多い日ほど安くチケットが入手できる仕組みだ。

確かにLCC各社のサイトを確認すると直近が高く、徐々に安くなり、予約がまだ少ないであろう数ヶ月先のフライトは最安値を示していることが多い。週末や祝祭日前も高い。

どうやらベストプライスで旅行をしたいのなら、その最安値のフライトに合わせてフレキシブルに旅行日程を計画するのがベストのようだ。

筆者はある程度スケジュールが決まった時点で、キャンペーンにアンテナを張りながら、予算内に収まるチケットがあれば即決するように心がけている。不定期に行われるキャンペーンは運的な要素も強いのであまり当てにはできないし、今回のように躊躇しているとあっという間に値段が変動してしまうからだ。

今回の旅行は時間的に余裕のある観光ができそうだ。食べ歩きはもちろんだが、韓国語にも少し挑戦してみたいと思っている。

(更新日 2014年9月28日)