タイの治安と安全はどうなの?良いの悪いの?テロなどの注意点。

ドンムアン空港のツーリストポリス

ドンムアン空港のツーリストポリス

タイ旅行を考えるときに不安に思うのは現地の安全と治安ですよね。

タイは外国の中でも比較的安全な旅行先の一つだと言われていますが、実際に現地の治安はどうなのでしょうか? 私たちが観光客として訪れた時に気をつけるべき注意点はどんなことがあるのでしょうか?

今回はタイの治安について、外務省の海外安全ホームページや在タイ日本国大使館の注意情報を参考にしながら、私自身が感じたことや気をつけている点も交えながら詳しくまとめてみたいと思います。

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タイの治安はいいの、それとも悪いの?

タイのマクドナルド

ワイ(合掌)をするマクドナルドの「ドナルド」

みなさんはタイの治安についてどのように考えていますか?

「比較的に安全と言われているけど外国だしやっぱり不安・・・」、「言葉も通じないし十分に注意して行動しないと・・・」、「この間テロがあったよね・・・」など一抹の不安を感じている方のほうが多いかも知れません。タイが初めての場合は、なおさら心配ですよね。

実際のところタイの治安は日本のように無条件に良いわけではありません。例えば、外国人観光客をねらったぼったくり、強盗,詐欺,スリなどの犯罪に巻き込まれたケースやその安全注意喚起が在外公館のホームページ上では少なからず掲載されています。

また、繰り返される政治の混乱によるデモや衝突、テロ、ドラッグ関連の事件も懸念材料です。

私たち日本人が気をつけなければならないことは、いくら安全であると思っても外国にいることを忘れずにリスク管理をすること。最新の安全情報にアンテナを張り、政治的なことに関わらない、危険な場所,治安の悪い地域に安易近づかない、夜遅くの外出は控えるなどの対策が考えられます。

「世界平和度指数(GPI)」

参考までに、毎年発表される世界各国の平和の指標「世界平和度指数(GPI)」では、日本が10位に対してタイが120位(2017年)と順位にかなりの差があります。

順位
1位 アイスランド
10位 日本
120位 タイ
163位 シリア

タイに渡航前に最新情報をチェックしたいウェブサイト

実際問題、タイに関する現地の最新治安情報は、なかなか収集しづらいですよね。

私がよく参考にする情報は「外務省の海外安全ホームページ」と「在タイ日本国大使館の海外安全情報」です。

両ウェブサイト共に、タイの最新治安情報や過去の犯罪事例や事件など参考にすべき情報が逐一更新されています。タイ渡航前には、必ずチェックしたいウェブサイトです。

外務省 海外安全ホームページとたびレジ

外務省海外安全ホームページ「タイ安全対策基礎データ」

外務省の海外旅行登録システム「たびレジ」は、登録すると旅行期間中に最新の現地安全情報がメールで配信されるほか、緊急時の情報提供が受けられる便利なサービスです。

たびレジ

在タイ日本国大使館の海外安全情報

在タイ日本国大使館の海外安全情報には、最新のタイ治安情報に加えて過去の犯罪事例や注意喚起など役に立つ情報が掲載されています。

在タイ日本国大使館の海外安全情報

タイで日本人が巻き込まれやすい犯罪と防犯対策

ワットポー前

ワットポー前の道路

ここからはタイで観光客が被害に遭いやすい典型的な犯罪を個別に見て行きたいと思います。

発生場所は、日本人観光客が最も多く訪れるバンコクがほどんどで、窃盗や詐欺被害が大半を占めます。事前に手口を知っておけば予防に役立ちますね。

置き引き

海外旅行でもっとも被害に遭いやすい犯罪のひとつが置き引きです。買い物に夢中になっている時,レストランで食事をしているときなど、何かに気をとられて荷物からちょっと目を離した隙に貴重品やバックなどを持ち去られます。

対策

  • 荷物は常に自分の目の届く範囲に置いておく。
  • 会計や食事の時など日本にいる感覚でスマホや財布をテーブルなどに置かない。
  • 貴重品は肌身離さない。

オートバイを使ったひったくり

バンコクのソイ

バンコクのソイ(soi)

人気の少ない路上などで歩行者をねらう「ひったくり」の被害者は主に年配者や女性です。犯人はオートバイを利用し、背後からゆっくり近づきハンドバックなどをひったくります。

対策

  • バックは車道側に持たない。
  • 人気のない通りは避ける。
  • ショルダーバックはたすき掛けにする。

スリ

バンコクのマーケット

人が溢れるバンコクのマーケット

人が多く集まる混雑する場所で警戒しなければならないのが「スリ」ですね。知らない間にポケットやバックを開けられたり、切り裂かれたりして中の金品を盗み取られます。

スリにもいろいろな手口があるので注意が必要です。

対策

  • バッグなどは体の前でしっかり持つ
  • 後ろポケットに貴重品を入れない
  • 現金や貴重品は分散して保管する
  • 多額の現金や高級品は持ち歩かない

集団スリ

ターゲットを挟み込んだ数人のグループが連携し、急に立ち止まったり、ものを落とすふりをして進行方向を妨げることでターゲットに接触、ポケットから金品を抜き取ります。

注意する場所
  • デパートや駅の階段,エスカレーター

抱きつきスリ

夜間の歓楽街などでいきなり女性に抱きつかれます。驚いた隙に別の犯人に羽交い締めにされポケットなどから金品を抜き取られます。

注意する場所
  • 夜間の歓楽街、スクムビット,タニヤ,パッポン,ナナプラザなど

詐欺

スクンビット通り「ナナ」駅前

スクンビット通り「ナナ」駅前

観光客には、とにかくいろいろな人間が声をかけてきます。一目で胡散臭いとわかる人間から、困っているときなどに親切を装って近づいてくる人間、流暢な日本語で油断を誘う者など様々です。

詐欺師は百戦錬磨のプロ。知らない人間に声をかけられても無視して関わらないことが一番ですね。

対策

  • 声をかけられても無視して相手にしない
  • もっともらしいことを言われてもむやみに信用しない
  • 日本語で話しかけられたら特に警戒する

私服警察官詐欺

私服警察官を装った詐欺師がもっともらしい理由をつけて、ターゲットの持ち物を検査し財布から現金などを抜き取ります。

日本語で親しくげに話しかけられたら詐欺かも?

「日本人ですか? 今度日本に行きます。」などと日本語や英語で親しげに話しかけてくる輩に要注意。最終的に「日本円を見せて下さい。」と言い財布を出させて隙をみて現金を抜き取ります。

また、日本語で話しかけられてATMに連れて行かれて現金をだまし取られたり、いかさま賭博に巻き込まれる詐欺も発生しています。

注意する場所
  • スクンビット通り
  • 観光エリア

宝石・洋服(オーダーメード)のキャッチセールス

王宮周辺

キャッチセールスが多い王宮周辺

タクシーやトゥクトゥクの運転手に宝石店やオーダーメード洋服店に連れて行かれ押し売りされます。実際は価値のない安物を、日本で高く売れる宝石、またはタイシルクなどの高級品などと消費者心理をあおり高額な値段で売りつけます。

注意する場所

  • 王宮や有名寺院周辺

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凶悪犯罪

タイでは、日本の数倍の割合で殺人,強盗,強姦事件などの凶悪犯罪が発生すると言われています。また、日本人が被害者になる殺人事件や路上強盗などの凶悪犯罪も発生しています。人気のない夜道や危険地域では決して油断しないで下さい。

昏睡強盗(睡眠薬強盗)

旅先で知り合った人間と親しくなり食事に誘われるなどして、食べ物や飲み物に睡眠薬などの薬物等を混入され、意識が朦朧とした後に所持品を奪われます。

対策

見知らぬ人間との飲食はしない。

女性は気をつけたい性犯罪

夜の帰り道など女性が単独行動する場合に特に警戒しなければならないのが、強姦などわいせつ目的の犯罪です。

また、タクシーのドライバーや現地で親しくなった男性からわいせつ行為を受ける事件も発生しています。

対策

  • 夜遅くに不用意に出歩かない。
  • 出歩くときは単独行動を避ける。
  • 見知らぬ人間には毅然とした態度で断り1:1を避ける。

薬物汚染

タイで麻薬や覚醒剤、合成麻薬(ヤーバー)などの薬物販売目的や密輸で逮捕された場合は死刑、もしくは終身刑の重罰に処されます。

ドラッグは、クラブやパブなどの夜の盛り場に限らず若者を中心にタイ社会に蔓延しています。挙動不審の中毒者には十分に注意すると同時に、絶対に手を染めないことが大事になります。

タイのテロ事件

タイの深南部(ヤラー、ナラティワート、パッタニー)ではテロ事件が多発しているため、外務省によってレベル3の「渡航中止勧告(渡航は止めてください)」が出ています。また、2015年には首都バンコクでも爆発事件が発生しています。

バンコクの爆発事件

2015年に日本人観光客も良く訪れるセントラルワールドプラザそばにあるエラワン廟(ラチャプラソン交差点)近くで爆発事件が発生。外国人を含む20名が死亡、日本人1名を含む多数の負傷者がでています。

深南部のイスラム系武装集団テロ

マレー半島に位置するタイ南部は、歴史上マレーシアとの繋がりが深く、イスラム教徒やマレー系住民が多い地域です。

地域治安情勢は不安定で、特に深南部と言われるヤラー、ナラティワート、パッタニーの3県は、タイからの分離独立を目指すイスラム系組織と政府側が対立しテロが頻発してます。

深南部では2004年以降、イスラム系武装勢力によるテロ爆弾事件などで6,000人以上が命を落としています。

その他の注意点

野良犬に噛まれる

バンコクの野良犬

バンコクの野良犬

タイの細い道Soi(ソイ)で危険を感じるのが発情した野良犬です。

昼間はおとなしく寝ている野良犬も夜になると一変。もの凄い勢いで吠えてきたり、向かってくることさえあります。万が一噛まれるようなことがあった場合は、狂犬病の恐れがあるのですぐに病院でワクチンの摂取をする必要があります。

日本語の通じるバンコクの病院

バンコク病院

バンコク病院

万が一の為にもクレジットカード付帯の保険、海外旅行保険に入っていれば予想外に高額な治療費、出費もキャッシュレスでカバーしてくれます。

トラブルやけんか

ナナの歓楽街

ナナの歓楽街

夜の歓楽街でお酒が入ったあとなどのもめ事には十分注意が必要。けんかや暴行傷害事件に発展するケースもあります。

また、ぼったくりタクシーとトラブルになった場合は、その場を早く立ち去ることを心掛けて、冷静になった後に関係部署にクレームするのがベストですね。

  • 運輸省陸運局:1584,02-5351616 (24時間)

事故と自然災害

交通事故

タイでは日本と違いドライバーの歩行者優先に対する意識が希薄です。また、速度超過や飲酒運転も多いので街を歩くときには十分に注意が必要です。

特にオートバイは歩道を走ったり、逆走してくるなど日本の感覚では考えられない方向から近づいてきたりします。道路を渡るときはかならず左右を確認しましょう。

自然災害

2004年のスマトラ島沖地震でプーケットを襲った大津波では日本人を含む約3,000人の外国人が亡くなっています。地震や洪水などの自然災害にも注意が必要です。

プーケットなどのビーチリゾート

プーケットなどのビーチリゾートでは女性を狙う性犯罪に注意が必要。また、オートバイやジェットスキーをレンタルした後に、「キズをつけた」「破損させた」などと言いがかりをつけて高額な修理費を請求されるケースがあります。レンタル前に、デジカメやスマホで車体の写真をとっておくなどの対策が求められます。

タイの治安と安全のまとめ

タイでは時間がゆっくりと流れ、人々は温厚で親切です。また、外国人観光客やタイの日本企業で働く駐在員,その家族も多く気が緩みがちになりますね。

しかし、犯罪者はあなたの背後で虎視眈々とチャンスを狙っています。折角の楽しい旅行が事件に巻き込まれて台無しにならないように、リスク管理はしっかりしておきたいですね。

緊急時には家族、ツーリストポリス(TEL 1155)、警察(TEL 191)、在タイ日本国大使館とすぐに連絡をとって下さい。

  • ツーリストポリス:TEL 1155
  • 警察:TEL 191
  • 在タイ日本国大使館:TEL 66-2-207-8500

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